ユビタス、日本でのGPUデータセンター拡張を目指し、東大IPCより資金調達を実施
25-02-26
株式会社ユビタス(本社:東京都新宿、代表取締役社長兼CEO:ウェスリー・クオ、以下ユビタス)は、GPUサーバービジネスにおける強みを活かし、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 植田浩輔)が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(以下「AOI1号ファンド」)より資金調達を実施しました。この資金調達により、ユビタスは日本国内でのGPUデータセンター事業の拡大を加速し、AIおよびクラウドコンピューティングの需要拡大に対応するためのインフラ強化を進めます。
AIとクラウドコンピューティングの需要拡大に伴うGPUサーバーの成長
AI技術の進化に伴い、さまざまな業界でGPUサーバーの需要が急速に高まっています。ユビタスは、GPUクラウドコンピューティングにおいて10年以上の実績を持ち、AWS、Google Cloud、Azureなどの主要クラウドプロバイダーと提携しています。Foxlinkとの協力のもと設立されたUbilink.AI社は、世界のスーパーコンピュータランキング「Top 500」で31位にランクインし、アジア最大のグリーンエネルギーAIコンピューティングセンターを目指し、高性能かつ持続可能なAIコンピューティングの新たな基準を確立しました。さらに、NVIDIAとの強力なパートナーシップにより、ユビタスは最先端のGPUハードウェアおよびソフトウェア技術を活用しています。これらの強みを生かし、日本市場での事業拡大は次の戦略的ステップとなります。
UTokyo IPCの投資がユビタスのAI拡張を加速
ユビタスは、東京大学と連携し、日本市場向けに最適化された大規模言語モデルの開発を進めています。今回の東大IPCからの投資により、日本国内のGPUデータセンターの拡張を加速し、ペタバイト規模のワークロード処理能力を強化します。新たに設立される施設では、NVIDIA Blackwell GPUなどの最先端技術を導入し、AIモデルのトレーニングやリアルタイム推論の性能を向上させる予定です。
AIとロボティクスの拡大:Ubitusの未来ビジョン
日本は米国と比較して産業用電力料金が高く、大規模なGPUデータセンターの設置にはスペースの制約があります。そのため、ユビタスは持続可能性とコスト効率の向上を実現する、エネルギー効率の高い施設設計を目指しています。さらに、データセンター資産を管理する特別目的会社(SPV)の設立も検討しています。
ユビタスはAIインフラの構築にとどまらず、マルチモーダルAIを活用したロボット技術を開発し、ヘルスケアや小売業界で「Robot as a Service(RaaS)」事業を拡大しています。AIによる高度な知能をロボットに組み込むことで、単なる物品配送を超えた、パーソナライズされたサービスやコミュニケーション機能を提供します。
今回の資金調達および事業拡大を通じて、ユビタスは日本のAIおよびクラウドコンピューティング分野における主要なイノベーターとしての地位をさらに強化し、インテリジェント・オートメーションとスケーラブルなAIインフラの未来を推進します。
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)の概要
東大IPCは、世界レベルのスタートアップの育成と強固なイノベーション・エコシステムの構築を通じて、日本のグローバルな産業競争力の強化に取り組んでいます。同社は、大学、企業、ベンチャーキャピタル、政府機関など、幅広いステークホルダーと連携し、インパクトのあるイノベーションを推進しています。
2016 年に東京大学の完全子会社として設立された東大IPC は、東京大学を中心に育まれてきたベンチャー・エコシステムをさらに発展させることを目指しています。官民ファンドとして2 つのファンドを通じた 70 社以上の大学関連スタートアップおよび民間 VC ファンドに投資してきました。加えて、同社は研究者技術シーズの事業化や客員起業家(EIR)起業を支援する「スタートアップ創造」を通じて、、研究成果の事業化やスタートアップの設立を積極的に支援しています。
また、東大IPCは、日本最大級のアカデミア共催アクセラレータープログラム「1stRound」を運営や、「DeepTech Dive」などの人材支援をはじめとするハンズオン支援を手がけています。
2024 年には、東京都の公募・選定を経て、新たなディープテック・スタートアップ創出の拠点を築くことを目的とした「ASAファンド」を設立。国内・海外との連携の下、新たなディープテック・スタートアップ創出の拠点形成を目指しています。
ユビタスについて
ユビタスは、NVIDIA Connectプログラムのメンバーとして、NVIDIAの支援および最先端のGPU仮想化技術を活用しています。同社は、台湾の独自大規模言語モデル「UbiGPT」、AIアバター生成プラットフォーム「UbiONE」、画像生成ツール「UbiArt」などの先進的なAIソリューションを提供し、多様な業界のニーズに応じたカスタマイズされたサービスを展開しています。さらに、クラウドゲームのリーダーとして、企業向けにクラウドゲーム事業の立ち上げを支援し、インタラクティブな仮想現実体験を含むマルチメディアコンテンツのストリーミングをグローバルに提供しています。また、ユビタスはGPUパワーを活⽤してAI開発に挑戦し、⼤規模⾔語モデル(LLM)、グラフ拡散モデル、その他の⽣成AIツールの開発に取り組み、さまざまな業界の課題に対する⾰新的なソリューションの提供を⽬指しています。
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