ユビタス、経産省/NEDOが公募した「GENIAC」事業に採択 開発テーマは東アジア言語に強い405B基盤モデルの開発
24-10-11ユビタス株式会社(以下、ユビタス)は、2024年10月10日、経済産業省・独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「GENIACプログラム」に採択されました。本プログラムは、「ポスト5G情報通信システム基盤研究開発プロジェクト/ポスト5G情報通信システム開発 」で国内の生成AI開発力強化を目的としています。今回の採択において、ユビタスは観光・文化コンテンツ向けに最適化された405B AI大規模言語モデル(LLM)を開発し、オープンソース化する予定です。
本プロジェクトは6ヶ月間で、256個のハイスペックNVIDIA H100 GPUを活用し基盤モデルのトレーニングを行います。また、中国語、日本語、韓国語という東アジアの3つの主要言語をサポートし、観光産業向けのAIソリューションの実装を事業目標としています。
AIを活用したソリューションで観光産業の変革を促します
日本への外国人観光客や就労者が着実に増加する中、日本政府は2024年2月に「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」を開始しました。ユビタスはこの公募の中で、Llama 3.1 405B LLMをベースにしたプロジェクトを計画しております。このプロジェクトでは、事前学習に中国語、日本語、韓国語の2,000億語を活用し、観光関連のQ&A向けにモデルを微調整いたします。Retrieval-Augmented Generation (RAG)技術を取り入れることで、このプロジェクトは、リアルタイムの観光情報と推奨、文化的見識情報、翻訳サービスを含む正確な情報を多言語で提供することを目指しています。
ユビタスは株式会社Deepreneurとデータ構築で協力し、繁体字中国語と韓国語のデータを担当し、株式会社Deepreneurは日本語のデータ構築を行います。事業化を実現するため、ユビタスはこの基盤モデルを地方自治体、交通機関、観光関連アプリケーションのサービスに統合する予定です。これにより観光客と地域コミュニティ間の交流をサポートし包括的な旅行体験の向上を目的としています。
オープンソース化と幅広いアプリケーション開発の促進
グローバルなAIイノベーションを促進する動きとして、ユビタスは405B LLMをオープンソースで公開し、世界中の開発者に多言語コミュニケーションのための新しいアプリケーションやソリューションを活用してもらう予定です。ユビタスの開発する基盤モデルは、GPT-4oなどのに代わるコスト効率の高い選択肢を提供することで、ローカライズされた言語理解が重要なカスタマーサービス、教育、ヘルスケアなどの業界全体でデジタル変革を推進することを目指しています。
「ユビタスCEOのウェズリー・クオ氏は、「日本政府からこのような支援を受けられることを嬉しく思います。「このプロジェクトは、東アジアにおけるAIイノベーションの次の波をリードするという当社のコミットメントをさらに促進させるものです。この先進的な言語モデルを開発することで、観光業だけでなく、言語と文化理解が鍵となるその他の分野に革命を起こすことを目指しています。」
この助成金はユビタスにとって重要なマイルストーンであり、クラウド技術とAIイノベーションのリーダーとしての地位をさらに押し上げるものとなります。
Generative AI Accelerator Challenge (GENIAC) https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101790.html
ユビタスについて
Ubitusは、世界最高水準のGPU仮想化技術とクラウドストリーミングプラットフォームを運営しており、先進的な技術を通じて優れたユーザー体験をご提供することに専念しており、ユーザーがネットワークに接続されていれば、スマートフォン、タブレット、ゲームコンソール、スマートテレビ、パーソナルコンピュータなどのあらゆるデバイスで、AAAのゲーミング体験を楽しむことができます。
革新的なGameCloud(R)技術を用いて、Ubitusはプラットフォームオペレーターやデジタルコンテンツ開発者のために、マルチデバイスで没入感のある体験を提供するインタラクティブなメディアコンテンツをストリーミングすることができます。この技術を用いることで幅広いアプリケーションでのメタバースの普及を支援します。
また、UbitusはGPUパワーを活用してAI開発に挑戦し、大規模言語モデル(LLM)、グラフ拡散モデル、その他の生成AIツールの開発に取り組み、さまざまな業界の課題に対する革新的なソリューションの提供を目指しています。
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